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2019年 11月 14日 勝負の1点を掴みとれ!~向原先生~
こんにちは。今日、生物の中間テストがあり焦っている向原です。春学期よりも内容が難しくて、苦戦しています…
こうやってテスト勉強していると、受験生の皆さんは、過去問演習をよく頑張っているなと感心してしまいます。そんな皆さんを後押ししたい、という気持ちで今回のブログを書かせていただきました。
受付で提出してくれた答案を確認していると、もったいない!と思うことがあります。論述問題でたまに真っ白な答案があるときです。もちろん、全てという訳ではなくて、6つある大問のうちの1つが何も書かれていないような状況のことです。でも、その気持ち、よくわかります。私も受験生の頃に解くのを諦めてしまったことがあるからです。
「考えても正解っぽい方針が思い浮かばないし、白紙のままでいいや」
こんな心境だったんじゃないかと思います。少なくとも私はそうでした。
最初に結論を言ってしまうと、伝えたいのは、
「論述問題は必ず解答しよう」
ということです。
最後の答えまで出せなくても大丈夫です。途中まででいいので、自分がわかっていることを答案に書くことが大切です。
ではなぜそうするといいのでしょうか?
私は3つの利点があると考えています。
1. 解答の方針を見つけるヒントになる!
見ただけでは、どこから手をつけたらいいのかわからない問題ってありますよね。そういうときに、まず問題文から読み取れることを書き出してみるといいです。私は、自分がわかっていることを書き出す間に、頭が整理されて「こうやって解くのか!」とひらめいたことが何度もあります。一見難問に見えても、解いてみるとそこまで難しくない問題もありました。
2.復習が効率よく行える!
答案に途中まで解答が書いてあると、復習するときに模範解答と見比べることで、どこを間違えていたのか、どこがわからなかったのかが一目瞭然です。そこを重点的におさらいすればいいので、なんとなく模範解答を読んで理解しようとするよりも、効果があるし時間短縮になります。
3.部分点がもらえるかもしれない!
論述問題の特徴は、答えが不十分でも点数をもらえるところです。そして、どこで部分点がつくのかは、採点官しか知りません。自分では点数はもらえないと思っていても、もしかしたら採点基準になっているかもしれません。だったら、空白よりも書いたほうが絶対いいですよね。採点官に「自分はここまでわかっているんだ」とアピールしましょう。
そうはいっても、「捨て問」と呼ばれるようなめちゃくちゃ難しい問題があるのも事実です。このような問題に時間をかけすぎてしまうのはもったいないですよね。私がやっていた対処法(数学)は、まず10分くらい考える時間を作って、それでも解けそうになかったら、考えた内容を答案に書いて次の問題に進むというものです。10分間で完答を狙う問題と部分点を狙う問題を見分けるようなイメージですね。他の教科も同じような感じです。
今まで過去問演習をしてきた皆さんなら、どんな問題でも考えられるだけの力はついています。二次私大レベルの演習に集中できるのも残り約1ヶ月。ステップアップした方法で、さらに実力を高めていきましょう!
慶應義塾大学薬学部薬科学科1年 向原捺美
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