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2024年 8月 28日 「熱」~市古先生~
お久しぶりです。市古です!!
本当にお久しぶりですね、全然投稿してませんでした。申し訳ないです。
何はともあれ、皆さん夏が終わりますよ。
受験生の方々、振り返ってどうでしょうか。100%やり切れた、頑張れたという人はOK!その調子で秋からの勉強もガンガンやっていきましょう。ちょっと甘えちゃったなとか、頑張ったは頑張ったけどマックスとは言えないなという人はしっかり反省しましょう。何がダメだったのかサボってしまった要因は何だったのかしっかり分析して明日からの学習に邁進しましょう。
とまあ言ったものの、正直次の9月という月は受験生の学習量がガクッと下がる時期でもあります。天王山と言われた夏を超えて、いわゆる燃え尽き症候群なるものを患ってしまう生徒が多いようです。
なのでこういう時は一度原点に返って、受験というものを捉えてみましょう。
皆さんに問います
なぜ勉強をしているんですか?
「いやそりゃ、受験突破するためでしょ!」と突っ込みたくなると思いますが、それはちょっと趣旨が違います。
前提として時代により風潮はさまざま変化していますが日本は学歴社会です。
将来、社会人としてある程度充実した生活を望むのであれば、就職、人脈、知識など様々な観点から見ても大学に進学した方が圧倒的に有利です。
もちろん進学していなかったからと言って豊かな生活ができないわけではないですし、また逆に進学したからと言って確約されるわけでもありません。
ただ一般的にはそういうケースが多いという事です。
なので皆さんの親御さんや周りの大人たちは勉強しろとおっしゃるでしょうし、皆さんも何となく大学のために勉強をしなきゃなんだろうなーくらいの認識だと思います。
ただ
それはあくまで手段としてであって勉強をすること本来の意義説明ではないです。もっと根本に立ち返りましょう。
国数英理社。主にこの5科目を学問として修めていると思います。実用性は様々ですが比較的抽象度の高い(実生活に直結しづらい)ものだと思います。そういった学問を基礎演習のみならず高いレベルで学習する意味というのは果たしてあるのでしょうか。
この問いの答えはないです。
誤解を招きそうなので補足しますが、意味がないということではありません。
この問題の答え自体が存在しないということです。
もちろん各分野の研究者になり、ゆくゆくその学問を牽引していくという目標を持っていれば意味は大いにあるでしょうし、一般的な会社に勤め社会経済を支えていくのであれば、英語のスピーキング能力と四則演算、国語力がある程度備わっていれば十分でしょう。
その人の立ち位置によって意味や価値というものは異なりますし、全人類共通で一概にこれ!といった答えが出せない問いなのであります。
そんなこと考えてもしょうがないと思う人もいるかもしれません。ただ皆さんがこれから社会にでて取り組む課題というものは得てして答えのないものばかりです。
そういった課題に直面した際に、明確な回答が存在しないのにもかかわらず、答えや成果を求められる場面が多々あります。
そういった局面になった際に今行っている勉強というものが活きてくるのだと思います。
回答が用意されている学問という分野で日々演習を行い、答えを出す。限られた制限時間のなかでより正確な答えを導き出して高得点を求めていくという行為の繰り返しが、問題解決能力を育むのだと思います。
かくいう私も二十歳の若造ですが少しずつこういった課題に取り組むようになり、日々頭を悩ませてます。学生時代(特に高校)で培った思考方法はなかなか成熟してから変える事や伸ばすことは難しいです。
どうしても答えが出せなかったり、その境遇が苦しいと感じるような場面に直面した時、支えてくれるのは受験期の努力でした経験です。第一志望校合格という目標を据えて、情熱をもって目の前の課題に取り組む。
どこまで理詰めで理由付けしても最終的に人間は感情で動く生物です。受験勉強にしろ、社会での課題解決にしろ「熱」を持っているかどうかが結果につながってくるのだと思います。
意味や意義を決めるのはあなた達次第です。ただやると決めたのならこの夏以上の「熱」を持って取り組んでみてはいかがでしょうか。
明治大学商学部2年 市古陽一
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