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2023年 12月 9日 やらかし〜馬場先生〜
お久しぶりです。最近の寒さでティッシュ代がとにかく嵩んでいる馬場です。
ものすごく話すことがないのですが、強いて言えば木曜日で1年間の実験が全て終わったので、実験でのやらかしのネタでも書きたいと思います(ストレスの溜まる時期だと思うので快楽にでもしてください)。
1.地上=山頂
水の比熱を測る実験で、熱量保存を用いて計算で求めるときに熱量の測定を忘れたのでだいたいこれくらいにしろって書いてあった値を使ったら山頂の比熱と同じくらいになりました(気温や圧力で変わるものなので精密に測定するのは難しいです)。まぁ初めてなのも考慮するとこんなもんだろうと言う感じです
2.’減衰’振動
2つ目の実験は減衰振動でした。減衰振動は水や空気中で振動を起こすと振幅が指数的に減少していく振動のことです。ところが、測定してみて驚いたことにあるところまで減衰したら振幅が増加するのを何回か繰り返すだけのただの謎振動が起きました。水と空気の抵抗係数=抵抗の強さがほぼ変わらず、なぜかマイナスになると言う事件数が起きました(抵抗係数が負ってことは振幅が勝手に増大するってことです。明らかに頭おかしいですね)
3.写っちゃった
後期に入り、等電位線の測定を行いました。平面に電流を流して電位を測定するのですが、その測定の途中で金属環を置いて測定することがありました。本来は静電遮蔽によって金属環内部は電位差が生じないはずなのになんか電位の線がでてました。金属環の削りが甘かった、というか手が汚れるのが嫌で殆ど削っていなかったので当然の結果です。
4.金属線には意志がある
後期には金属線のヤング率の測定を行いました。ヤング率とは金属線の伸びにくさを表すものです。金属線を装置を吊るしておもりを乗せて伸びを測るのですが、伸びはフックの法則に従いおもりの質量と直線関係になるはずです。それがなんということでしょう。結果には階段関数が現れました。直線関係になった結果は1つもなく完全にフックの法則が破壊され、ヤング率も異常な値が求まりました。嫌がらせです()(受験で単振動の問題がでても成り立つ前提なので安心してください)
5.永久機関再び
最後の実験はつい最近終わった慣性モーメントの測定でした。慣性モーメントは大学で多分初めて勉強するはずですが、簡単に言うと回転運動のしにくさです。運動方程式における質量と同じ扱いです。そんな慣性モーメントがマイナスになると言う測定結果が出ました。これも上にかいてある減衰振動と同じで振動が起きやすくなるとか言うヤバい事態になりました。なんとかレポート一発で合格もらえるように頑張らないとなという感じです。
これだけミスりまくってるポンコツな私ですが、実験の授業はそれなりに気に入っています。考察する系の話ってやっぱり高尚感があっていいんですよね。理系の人はぜひ大学に入ってからの実験の授業を楽しんで下さい(レポートが手書きだと大変なので覚悟もしておいて下さい)
東京理科大学 創域理工学部 先端物理学科1年 馬場康輔
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